カンクンでカリブ海を満喫した後は、周辺の観光スポットを周る。
カンクン周辺には、古代マヤの遺跡や「セノーテ」と呼ばれる地底湖が無数にあり、それらを効率良くかつ安く周る日帰りツアーがバンバン催行されているが、二人ともツアー、と言うか団体行動が苦手なので、自力で非効率にかつ不経済的に周ることにした。
バヤドリドに来た目的は「セノーテ・イキル」。
先ほども書いたがセノーテとは地底湖のことで、ここユカタン半島にだけ見られる特有のものらしく、その数は7000とも言われている。
そして、それぞれに「セノーテ〇〇」、「〇〇セノーテ」といった具合に名前が付いているわけだ。
ちなみに旅行者の間で有名なのは「グラン・セーノテ」「セノーテ・ドスオホス」の2つだが、今回は2つとも外すことにした。
と言うのも、セノーテは外観ももちろん綺麗なのだが、シュノーケルやダイビングをして、その桁外れな透明度を楽しむものものだと個人的には思っている。
で、はなから水に浸かる気はないので、水の外からでも素晴らしいともっぱら噂のセノーテ・イキルに行くことにした。
ただ、セノーテ・イキルの近くには「チチェン・イッツァ」というメキシコ随一の遺跡があり、そこと合わせてセノーテ・イキルを合わせたツアーが大変人気なので、お昼時は人で溢れかえってしまう。
そこで、閉園ギリギリの時間に向かった。
時刻は16時半。
閉園まで残り30分。
チケットを購入して、早足で中へと進む。
なんだろう。
ライフジャケットの色のせいか焦点をぼかして見ると、大量の錦鯉が泳いでるように見える不思議。
これはこれで美しい、と思わないとやってられない。
閉園の17時を過ぎても一向に人は減らない。
本当は下から見上げるような写真が撮りたかったが、なんか、気持ちが滅入ってしまったので、バヤドリドに戻った。
ここでメキシコに来て初タコスを食べたが、なぜかお腹を壊さなかった。
バヤドリドから海沿いのリゾート地「プラヤ・デルカルメン」に移動。
そのままフェリーでコルメル島に渡る。
色々な都合上、島には一泊しかできなかったので、原付を借りてサクッと島を一周した。
全く景色の変わらない道が10km以上も続くため、あまりの退屈さについウトウトしてしまい、道路脇の茂みに突っ込むというアクシデントがあったが、ほんの掠り傷で済み一安心。
だが、遺跡よりもその辺にうようよいるイグアナに魅せられてしまい、しばし目が離せない。
この後はカンクンに戻るはずだったが、コスメル島を一泊で出たとろで少し日程に余裕ができたので、バヤドリドに戻ることに。
そして、再びセノーテ・イキルへ。
今度は開園前に向かう。
9時から開園のところ8時半にチケットカウンターに行ったら、少し多く払うことで中に入れてくれた。
もちろん観光客は誰もいない。
興奮も抑えて、セノーテ・イキルへ。
これこれ。
これを見たかった。
9時半には観光客がちらほらやってきたので撤収。
無人のセノーテ・イキルを楽しみたい方、リミットは9時半までです。