最終的に16泊17日したアンダンテホステルを後に、クロアチアの首都ザグレブに移動した。
16泊。
まさかこんなに長く滞在するとは思ってもみなかったわけではないが、やはり驚きだ。
これだけ長居してれば多少はブダペストの街に詳しくなる気がするが、実際はそこまででもない。
何せ地下鉄の乗り方を知ったのは7日目、トラムの乗り方を知ったのは12日目。
バスに至っては使ってない。
いかに行動していないかが伺える。
ハンガリー料理も全く食べていない。
なのにベトナム料理のフォーは相当量を食べた。
本当に一体何をしていたのか。
いや、何もしていない。
ただ全力で「何もしていない」をしていた。
とりあえずブダペストのことはこのくらいにして、話をザグレブに。
ザグレブの近くには『プリトヴィツェ湖群国立公園』という有名な世界遺産がある。
詳しくは知らないが、湖と滝がたくさんある国立公園だ。
もともと行かない予定だったが、思いの外ザグレブの近くにあり日帰りでも行くこともできるので、少々迷っていた。
ところが、明日から4.5日は雨予報。
加えて、すでにプリトヴィツェに行っていた知人から「天気が悪いとただの池っすよ」と言われ、結局行かないことにした。
世界遺産に向かっては「ただの池」とは。
思わず笑った。
ザグレブからドゥブロヴニクへは、もちろんバスで行くこともできたが、今回は飛行機を選択。
航空券が安かったのも理由の一つだが、何より「無性に飛行機に乗りたくなった」。
旅をしていると時々この感情に襲われることがある。
特に陸路移動が続いていると、飛行機でかっ飛ばしたくなるのだ。
「時々、無性に甘いものが食べたくなるんだよね」と同じだろうか。
ドゥブロヴニクといえば、アドリア海に突き出した旧市街が有名だ。
よく絶景本なので紹介されているのは、その旧市街を遠くから見下ろしている景色。
その景色をどうしても見てみたかった。
旧市街からはロープウェイが出ていて、近くのスルジ山へ登ることができる。
てっきりこの山からの景色がそれだと思っていたのだが、どうも違うらしい。
まず位置関係がこんな感じだ。
これだとドゥブロヴニクを真下というか真正面に見下ろす感じになる。
あと多分だが、角度的にロープウェイのロープが写真に入る気がする。
実際わからないが。
自分が見たいのは、もっとこう、斜め上から見下ろす景色。
説明が難しいが、「ドゥブロヴニク」と画像検索した時におそらく一番上に出てくるであろう景色を見たいわけだ。
そんなわけで、ドゥブロヴニクの「あの景色」が見れる場所。
名付けてドゥブロヴニクポイントを探すことにした。
着いた日は時間も遅かったので、何もせず。
翌朝、予報通りの雨。
とりあえず今日は場所だけ確認のつもりで、傘をさしながら旧市街の北北東の方角を適当に歩いてみた。
実際すぐにそれっぽい景色は見れたが、距離が近すぎたり低すぎたりで、なかなか納得がいかず、歩くこと3時間。
見つけた。
ドゥブロヴニクポイント。
そしたら、地図には載っていないが茶色で示した道があるので、ぐんぐん登る。
「この辺。」と書いてある場所が大体そうだ。
翌日も曇り空だったため、写真を撮れたのは3日目のこと。
もちろん他にも綺麗に見える場所はあると思うので、一つの参考になれば幸いです。
コメント
最後の自撮りいいね
どうもです。