世界最北端の地へ。スヴァールバル諸島・ロングイェールビーン 2。

ロンドンからオスロを経由してロングイェールビーンに飛んできた。

窓から外を見ると、空港内へと歩いていく人たちが見えた。
飛行機とターミナルをつなぐアレは来てくれないらしい。

飛行機を降りると、いてつくような風が地肌をさらしている膝下に突き刺さる。
すぐにでも空港内へ逃げ込みたいが、せっかくなので滑走路や機体の写真を撮ろうと、カメラバックに手をかけるが、やっぱり寒すぎて空港内へ逃げ込んだ。

バゲージクレームにはシロクマが鎮座。
荷物を受け取る人々の群れを食い入るように見つめていた。
迂闊に近づけない。

空港の外には各国の主要都市への距離が記された標識。

どれどれ、東京は、
かすれて読めなくなっていた。
が、おそらく6830km。

空港から市内へはおよそ8km。
シャトルバスが運行しているが、空港から出た瞬間目の前で市内へ発ってしまったので、次発を待たずに歩くことに。

一度空港内へ戻りマフラー、手袋、ニット帽の対北極用三種の神器を身につける。
念のためヒートテックを上下に2枚づつ。

世界最北端をウォーキング。

車は先ほどシャトルバスを除き一台も走っていない。

歩き始めは寒かったが、やや急ぎ気味でテンポよく歩いていると、徐々に汗をかき暖かくなってきた。
そして着込んだ服のせいで熱が空気中に放出されず、嫌な暖かさになってきた。

歩き始めて3kmくらいした時、一台の車が道路脇に停まった。
横を通り過ぎようとすると、車の窓が開き運転席に座っていた男性が後ろに乗りなと言ってくれた。
これは助かった。

ホテルの名前を聞かれたので、携帯の予約画面を見せると「ああ、あそこね」と連れて行ってくれるようだ。

「どうして歩いていたんだい?シャトルバスがあったろ?」と聞かれたので、「ま、まあ、ちょっとウォーキングを」と答えると「ここを歩く人なんて誰もいないよ」と笑われてしまった。
確かに前を見ても後ろを見ても、歩行者はおろか車すら見えない。
本当、どうして歩いていたんだろ。

予約した宿は、町の外れにあったらしく30分ほどかかって到着した。
男性にお礼を言うと、「気にしなくていいよ」と来た道を戻っていった。

こうして無事に宿へと着いた。

時刻は14時。
これが他の町なら荷物を置いてちょっくら市内観光でもするかとなるが、ここは11月のロングイェールビーン。
極夜のため空はすでに薄暗く、加えて気温は約−10℃。
そして、お世辞にもロングイェールビーンの町にはそこまで見所が多いわけではない。

夏の白夜の時期であれば、氷河やシロクマを見るツアーが催行されるらしいが、極夜ではそもそも暗くて何も見えない。
では極夜の時期は何をするのかと言えば、これこそが最大にして唯一の目的。
オーロラだ。

「死ぬまでに見たい絶景」とかの本ではすっかり常連のオーロラ。
自分も例に漏れず死ぬまでに見てみたい。
と言うより、今すぐに見たい。
死ぬまでに見たいとか行きたいとか言ってると、おそらく見ずに行かずに死ぬ気がする。

「死ぬまでに〜」というフレーズが、「死ぬまでには何としても見たい」と決意を固めると同時に、「まあ、死ぬまでに見れればいいかな」というある種の妥協を生んでいる気がするのだ。
これがもし「3年以内に見たい絶景」とかであれば、もう少し見れる確率が高まりそうだ。

話がそれたが、ロングイェールビーンはオーロラが見れる。
どのくらい見れるのかと言うと、「極夜には晴れていれば頻繁にオーロラを観測できる(Wikipediaより)」くらい見れるのだ。

これはもうオーロラを見ないほうが難しい。
嫌でもオーロラが見れる。
もしかしたらオーロラに飽きてしまうかもしれない。

と、勝手に前向きに解釈しすぎて、3泊4日の短い日程でロングイェールビーンに来た。
「晴れていれば〜」の部分を軽視して、この4日間でオーロラを存分に楽しむんだと浮かれながら。

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