ブダペストにはあまり長く滞在せずすぐに次の国に移動する予定だったが、宿泊していた「アンダンテホステル」という日本人宿の居心地があまりに良すぎて、セルビア同様ついつい長居してしまった。
アンダンテホステルは日本人宿なのでもちろんたくさんの日本人と話をしたが、それ以上にこの宿にいる間は『進撃の巨人』という漫画をひたすら読んでいた。
普段、漫画はほとんど読まないのだが、自分がチェックインした時にちょうど最新刊が日本から届いたので、せっかくなのでと読み始めたのだ。
進撃の巨人は今のところ全20巻。
1日5巻ずつ読んで4日で終わらせる計算をしていた。
が、どいうわけか4日目の時点で読んでいたのは11巻。
漫画を読まなすぎて自分の読書スピードを把握できていなかった。
そいうわけで、それから毎日少しずつ読み進め気づけば10泊もしていた。
この10日間は、宿泊していたメンバーに恵まれ本当に毎日が楽しかった。
ただ、一番印象に残っているのは、20巻のラストのような気がする。
まさかあんなことになってしまうなんて。。
とりあえず10日間の出来事をまとめて書く。
まず、ハンガリーと言えばフォアグラ。
別にハンガリーでなくても日本でもフォアグラは食べられる。
ただハンガリーのフォアグラは安い。
相場がわからないのでどれくらい安いのかわからないが、安い安いと言われているのでとにかく安いということにしよう。
フォアグラを食べるにあたり「シェア飯」というものをした。
シェア飯とはみんなで食材を買ってきてみんなで料理をしてみんなで食べる。
能動的な調理実習のようなものだろうか。
シェア飯とはみんなで食材を買ってきてみんなで料理をしてみんなで食べる。
能動的な調理実習のようなものだろうか。
シェア飯をする理由は主に「楽しいから」「節約できるから」だと思うが、フォアグラに限って言えば「一人でまず食べきれないから」も理由になるだろう。
何せ脂肪の塊。
せっかくだから記念にという理由でもなければ、好き好んで食べるものではない気がする。
何せ脂肪の塊。
せっかくだから記念にという理由でもなければ、好き好んで食べるものではない気がする。
さっそく4,5人で市場へフォアグラを買いに行った。
フォアグラを食べる前に、そもそもフォアグラがどんな姿をしているのかとても興味があった。
しかし、なんだかよく分からないトイレットペーパーくらいの大きさの「何か」の塊を目の当たりにした時、これがフォアグラなのかと少し怖気づいた。
フォアグラを食べる前に、そもそもフォアグラがどんな姿をしているのかとても興味があった。
しかし、なんだかよく分からないトイレットペーパーくらいの大きさの「何か」の塊を目の当たりにした時、これがフォアグラなのかと少し怖気づいた。
自分にできることはなさそうだったので、コツコツと進撃の巨人を読み進めた。
ただ10分間に一度くらいキッチンに顔を出して「うわー、焼けてますねー」とシェア飯の体裁だけは保った。
ただ10分間に一度くらいキッチンに顔を出して「うわー、焼けてますねー」とシェア飯の体裁だけは保った。
味は、、、美味しくなくはない。
ただ、味うんぬんの前にとんでもなく重たい。
ただ、味うんぬんの前にとんでもなく重たい。
経済学的に言えば限界効用が恐ろしい速さで逓減する。
限界効用とは、モノを追加で消費したときに得られる効用(満足度)のこと。
例えば、お風呂上がりの1杯目のビールは最高に美味しい。
2杯目ももちろん美味しい。
2杯目ももちろん美味しい。
3杯目もおそらく美味しいだろうが、きっと1杯目ほどの満足度はない。
そして、4杯、5杯と飲み続けるとビールから得られる満足度はどんどん低くなっていく。
これが「限界効用逓減の法則」だ。
で、フォアグラの場合は
一口目は、「おー、これがフォアグラか!」
一口目は、「おー、これがフォアグラか!」
二口目は、「うん・・・」
三口目は、「白米ないときつい・・・」
という感じだ。
あと3年くらいは食べなくても大丈夫だろう。
もう一つ、ハンガリーと言えば温泉が有名だ。
ブダペスト市内にはいくつか温泉施設があるが、安い近いで探した結果「キラーイ温泉」という場所に決まった。
名前が、まあ、気にしない。
徒歩40分の距離なのでバスを使おうかと思ったが、せっかくなら汗をかいてから風呂に入るべく歩くことに。
この季節のブダペストは朝晩は涼しいが、日中は陽が出るととても暑い。
そのおかげで予想以上に汗を掻くことができ、おまけに結構疲れてしまったので、温泉ではなくプールに入りたくなった。
この季節のブダペストは朝晩は涼しいが、日中は陽が出るととても暑い。
そのおかげで予想以上に汗を掻くことができ、おまけに結構疲れてしまったので、温泉ではなくプールに入りたくなった。
温泉に着くとリストバンドを渡された。
日本のスーパー銭湯とよく似ている。
日本のスーパー銭湯とよく似ている。
唯一、決定的に違うのは水着で入浴するところだ。
それゆえに、どうしても温水プールに入ってる感が否めない。
ただ、久しぶりに40度のお湯に浸かり旅の疲れを癒すことができた、気がする。
フォアグラと温泉。
この2つが10日間の沈没生活でのビッグイベントだ。
あとは街をふらふらしたり夜景を見たり、進撃の巨人を読んでいただけなので以下写真を。
あとは街をふらふらしたり夜景を見たり、進撃の巨人を読んでいただけなので以下写真を。