トビリシ観光。

ジョージアの首都トビリシに着いた。スクリーンショット 2016-07-14 18.22.04

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入国審査を終えたのが21時。
空港から約18km離れた市街地まで行くか迷ったが、初めての国で暗くなってから出歩くのは危険と判断し空港泊をすることに。

意外と言っては失礼だが、トビリシ空港は意外と大きくてそして綺麗だった。
そのため明け方3時頃になっても人の数は一向に減らず、ざわざわと騒がしい。
せめて横になりたいと思っていたところで、ちょうど人工芝が引かれたゾーンがあり、欧米人バックパーの皆さんがマットを引いて横になっていたので、自分も空いたスペースにお邪魔させていただくことに。

初めて人工芝に寝たが、意外と痛くない。
もっと皮膚に突き刺さるものかと思っていた。

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朝。
寝ていた人が次々と起きてどこかへ消えていくが、神々しい光のせいでまるで天に召されてしまったよう。

空港から市街地はバスかタクシーで行くことができる。
あ、電車でもいける。

空港を出るとタクシーの運転手が2,3人寄ってきて
「バスなら10ラリ(約450円)で、タクシーなら40ラリ(約1800円)だ」と言う。

もともとバスで行く予定だったので、適当に聞き流してバス停へ歩いていくと「どこまで行くんだ?」と聞いてくる。
予約しておいた宿の最寄り駅を言うと、「バスはそこへは停まらない。ずっと先まで行ってしまう」と。

事前の調べだとバスは確かにその駅に停まるはずだが。
「な、バスはそこへは行かないから、さあ早くタクシーに乗って」と、割としつこい。

「20ラリならタクシーで行くよ」

「それは無理だ」

「じゃあバスで行くよ」

「だからバスはその駅には停まらないぞ」

「別にいいよ」

「・・・わかった、20ラリで行こう」

癪にさわったのかわからないが、ドライバーは120km/hくらいでかっ飛ばした。
おいおい気は確かかと思いながらてすりに捕まっていると、あっという間に駅の近くまで来た。
ところがあと少しのところで「この先は工事してるから遠回りしないといけない」と言い出して、迂回してるのかウロウロしてるのかわからいが、10分くらい車を走らせて駅に着いた。
そして案の定「遠回りして来たから60ラリだ」と。

「いやいや、そりゃないっすよ〜」と日本語で言いながら25ラリを渡すと、どうやら納得したようでそそくさと車に乗って走り去った。
あとで確認したら空港から市街地の相場は25ラリだった。

そして駅の前には、空港で見たバスが普通に停まっていた。

トビリシには新市街と旧市街と呼ばれるエリアがある。
今日の宿は旧市街。

新市街がどんな雰囲気かわからないが、旧市街は静かでとても落ち着いている。

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宿の前の通り。

荷物を置いて散歩に出かける。

宿のすぐ後ろには階段があり、それを上がると円形の陣のようなものがある。
そこから川や対岸の街並みが良く見えた。

朝は早起きしてここに座りながら街が照らされていくのを眺めていた。
と言っても隣のベッドのインド人がなぜか毎朝6時頃に宿に戻ってくるので、半強制的に早起きしていたようなものだが。

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一歩路地裏に入ると、また雰囲気が変わる。

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街の中心地へ歩く。

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おそらく旧市街の中心。
城のようなものは「ナリカラ要塞」。

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ナリカラ要塞にはロープウエイで行ける。
上からは旧市街全体が見渡せるのだそう。

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要塞へは歩いてもいける。
が、ロープウエイは片道1ラリ(約45円)というとんでもない価格なので、行き帰りの片方は利用してみるのも良いかもしれない。

トビリシには温泉街がある。

この丸いドームのようなものは、温泉の天井。
どうりでこの辺一帯には硫黄泉の香りが漂っている。

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安いところは3ラリ(約140円)で入れるらしいので、そのうち入ってみる。

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温泉街の裏には川の流れる涼しげな場所がある。
この先にはなかなか大きな滝があったが、欧米人が水浴びしていたので写真は撮っていない。

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欧米人がバシャバシャやってるのを、くれぐれも滝つぼにはまらないでくれよと心の中で思いながらしばらく眺めていた。

飽きたので宿に戻る。

帰る途中で少し目を引くものがあった。
来るときは気がつかなかったが、川に小さな橋が架かっていてその両端に無数の南京錠がかけれている。

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これと同じものを千葉でも見たことがある。
南房総の魚見塚展望台というところなのだが、これと同じように展望台の鉄柵に南京錠がかけられているのだ。
確か「ここに鍵をかけると願いが叶う」みたいなものだった。

おそらく、ここもそういう類の場所だと思うが、千葉に比べると大きい南京錠が目立つ。
写真の反対側の鉄柵には、地下深くの牢獄にでもかけるのかというぐらい重厚な鍵がたくさんかけらている。

一体どんなお願いをしたのだろうと考えつつ、自分は何年か前に千葉で鍵をかけて願いが叶わなかったことを思い出した。

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