ベオグラードでまったり生活。

ソフィアからセルビアの首都ベオグラードに移動した。
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時刻は朝の6時。
宿のチェックインは12時半からなので、駅のベンチで6時間ぼーっとしていたら軽い熱中症になってしまった。

ベオグラード駅。DSC03157

今日泊まるのは駅から徒歩15分ほどの場所にあるアパートメント。
インターホンを鳴らすと、鍵の開く音がしたので中に入る。DSC03285

階段を上がり3階へ。
301号室。
再びドアの前のインターホンを鳴らす。
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一人の男性が出てきて、部屋に案内してくれた。
オーナーの住むアパートの一部屋に泊めてもらえるようだ。
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荷物を置いて一息つくと、「コーヒーか紅茶いる?」と聞かれたのでコーヒーをお願いすると、「コーラはいる?」とさらに聞いてきたのでコーラもお願いすると、2つ一気に持ってきた。

そして部屋の鍵を持ってくるというので待ていると、なぜか三つも持ってきた。
DSC03161

左からアパート全体の鍵、301号室の鍵、部屋の鍵。
この三つの鍵を駆使しないと、自分の部屋にはたどり着けない。
が、部屋のドアはほとんど閉めることはなかったし、アパートの鍵はどういうわけか301号室の鍵で代用できたので、結局ひとつの鍵しか使わなかった。

コーヒーを飲みながらコーラを飲むのは初めてだが、そこまで悪くはなかった。
オーナーもコーラを持って部屋に入ってきたので、話をしながら一緒に飲んだ。

名前はミド。
年は見たところ40代。
上半身裸で首からタオルをぶら下げ、お風呂上がりのような格好。

ミドは英語があまり話せない。
どれくらい話せないかわかりにくく例えると、自分より遥かに話せるぐらい話せない。
お互い話せないので単語を並べるだけの会話になるが、それが本当に楽しかった。

ミドはよく「How much 〜 (いくら?)」という質問をしてくる。

自分がパソコンを開けば、「そのパソコンはいくら?」
スマホをいじれば「そのスマホは一ヶ月いくら?」
ブルガリアから来たと言えば「ソフィアの宿はいくら?」

これだけ書くとお金のことばかり聞いていやらしい感じがするが、実際は全くそんなことはない。
前に読んだ英会話の本に「質問できるようになると英会話はぐっと楽になる」と書かれていた。
そして、そのために「自分の得意な質問フレーズを身につけると良い」と。
おそらくミドはこの「How much」というフレーズから会話を広げようとしているのだと思う。 

一方で自分の得意、というかよく使う言葉は「I’m tired」。
別にそこまで疲れてなくても、宿に戻り宿泊客と顔を合わせればこの言葉を使っている気がする。
最近では、私は「私は疲れました」と言うのに疲れました状態。

このアパートにはスリンキーという犬がいる。DSC03168

こうしてドアの近くまで来るが、これ以上は入ってこない。
こっちから近づくとすぐにミドのところに逃げてしまうが、離れるとまたドアのところまで来る。
この駆け引きを幾度となく繰り返した。

ミドの部屋はキッチンのすぐ隣。
ドアは常に開けっ放しにしているので、キッチンに行くと必ず目が合う。

そして「ジュン、コーヒーか紅茶いる?」と聞かれる。
「今はいいかな」と答えると「じゃあコーラは?」と聞かれるのでコーラをもらう。
こんな感じでこの日だけで、紅茶とコーヒーを断ってコーラをもらうことが何度もあった。

夜になると決まって「ジュン、あー、tomorrow stay or go?」と聞かれるので、「うーん、じゃあ stay で!」と答える。
最終的ににこの会話を一週間繰り返した。

それくらいこの宿は本当に居心地が良かった。

という訳で以下良かった点。

・洗濯機が無料
洗濯機が使える宿にはいくつか泊まったが、無料というところはほとんどなかった。
しかしこの宿は無料。
というよりも夜になると「汚れてる服あったら洗濯機に入れといて」と言われたので、適当に放り込んだら翌朝綺麗に干されていた。
たまに洗濯機の中に残ったまま朝になっていたこともあったが、まあ気にしない。

・静かな環境
いくつか部屋があったが一週間のうち宿泊客はほぼ自分だけだった。
そのため毎日ミドとスリンキーとのんびり過ごしていた。
時々、
「ちょっと出かけてくるから宿にいてくれないか?」

「いいよー」

「誰か来たらこっちの部屋に通しといて」

「わかったー」

ということもあった。

・コーラが飲める。
上にも書いたが、ミドがかなりの頻度でコーラを勧めてくる。
種類も普通のものとzeroと2種類あった。
時には「これでコーラ2本買ってきて」とお金を渡されおつかいに行くこともあった。

コーラがウイスキーになることもある。
この旅初のハイーボール。
しかもジャックダニエル。
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1日中観光してヘトヘトで帰ってきたときは「まあ座って。ビール、ワイン、ウイスキーどれにする?」というとんでもないこともあった。

・たまに食事が出る。
「コーラいるか?」と聞かれることは本当に何度もあったが、たまに「お腹空いてないか?」と聞かれることもあった。
そんな時、肉をやパンを焼いてくれた。
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暑そうにしてると、近くの商店にアイスを買いに行ってくれた。
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なぜかアルミホイルをくれることも。
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以上。

悪い点はあまり思い浮かばないが、強いて言えば冷蔵庫で冷やしておいた水が翌朝なくなってることがあった。
もちろんミドが夜中に酔って飲んでしまったため。
しかし、そんな時は翌朝本当に申し訳なさそうな顔をしながら急いでスーパーに行き、倍の水とコーラを買ってきてくれた。
もちろん zero 。
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というわけで本当に居心地が良く、この旅で初めて何日も何日もチェックアウトするのをためらった宿だ。

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