ポトゴリツァ〜サラエボ。

ブドヴァから首都ポトゴリツァに移動した。%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2016-09-25-8-37-47

ポトゴリツァでは特に観光する予定はないので、一泊だけして次の街へ移動する。
はっきりと決めていたわけではないが、何となくお隣のコソボに行こうと思っていた。
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しかし、バスターミナルへ行き時刻表を確認すると、コソボ行きのバスは 7:45 と 21:15 の1日2本。

7:45 は少し早い。
21:15 は少し遅い。
ひとまずコソボを選択肢から除外。
 
さて、それ以外となるとボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボかアルバニアの首都ティラナだ。
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主発時刻はサラエボが 9:50 で、ティラナが 8:28。
うん、どちらも悪くない。
ただ、今はバルカン半島を南下しているところなので、サラエボだと真逆の方向になってしまう。
サラエボに行くとしたらその後のことも考えなくてはいけないが、今は考ない。考えたくない。
結局夜になっても決められず、どちらにも間に合うように6時にアラームをセットして寝た。
翌朝、このホステルはドミトリーにしては珍しく朝食が出ることがわかった。
おそらくチェックインの時に説明されていたのだろうが、聞き流してしまっていたのだろう。
 
朝食は 8:30 から。
というわけで、ゆっくり朝食を食べ 9:50発サラエボ行きのバスに乗った。

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国境を越えるバスだからきっと大きて立派なバスに違いないと思っていたが、なかなかの小さなバスだった。
座席はおそらく20席ほど。
そのうち15席が埋まりバスは出発した。
 
ポトゴリツァの街を抜けしばらく走ると、窓外に山の景色が広がった。
モンテネグロは山が多い。
山といっても緑の生い茂るようなものではなく、所どころ岩肌がむき出しにされた山だ。
そんな稜々と連なる山々の間を縫うように走る。
 
だいぶ高所に来たのか、気圧差で耳が痛くなる。
雲が近づき、心なしか日差しも強く感じた。
山肌に張り付いたいくつもの雲の影。
一枚の巨大な絵を見ているよう。
 
日本ではまだ観光地として馴染みはないが、欧米人にとってモンテネグロは人気の観光地らしい。
ブドヴァやコトルといった海沿いの街。
そして北部には「タラ渓谷」というアメリカのグランドキャニオンに次ぐ世界第2位の規模の渓谷がある。
その他、自然豊かな国立公園もいくつかあり、観光資源豊富な国。
日本でもいずれメジャーな観光地になるだろうか。
 
出発して約3時間。
ボスニア・ヘルツェゴビナとの国境に到着した。
出国はとてもスムーズ。
バスの中でパスポートを回収され、スタンプを押され返されるだけだ。
 
ところが入国はそうもいかず、一人一人荷物を開いてチェックを受けた。
日本人が珍しいのか、自分だけはより入念に確認される。
中身を全て出しスーツケースの底まで調べらた時は、その仕事ぶりに感心した。
そのあと元に戻すのが少し面倒だが、まあ仕方ない。
 
ボスニア・ヘルツェゴビナに入国しても山の景色がしばらく続き、あまり国境を越えた感じがしない。
出発して約7時間。
首都サラエボに着いた。
 
サラエボに着いて一つ困ったことがあった。
スーパーに袋麺が売っていないのだ。
大多数の人にとっては微塵も気にならないことだと思うが、自分にとっては死活問題。
度重なる腹痛により何も信じられない中、袋麺だけは絶対安全圏。
唯一無二の生命線。
 
これがないとなると次善の策としてはフランスパンになるが、この時どうしたことかパスタでも作ってみようと思ってしまったのだ。
 自炊なんて一度たりともしたことないのに。
いや、もし袋麺を自炊と呼んでも良いのなら、むしろほぼ自炊しかしていない。
 
とりあえずパスタコーナーに行ってみるが、一口にパスタと言っても色々な形状のものがありどれを選べば良いのかよく分からない。

門松みたいなもの。

ホラ貝っぽいもの。
今にもスクリュー回転しそうなもの。
 
だが、ここは変に冒険せず見慣れた棒状のタイプを選んだ。
文字が全く読めないが「7-8」と書いてあるので、とにかく7,8分茹でればいいのだろう。
袋麺は5分だから調理時間が約1.5倍になったことになる。
うん、なんか良い。
料理してるっぽい。
 
宿に戻り早速調理に取り掛かる。
幸い今日の宿泊客は自分だけなので、存分にパスタを茹でることができる。
何度失敗しても誰に見られることもない。
まさに独壇場だ。
 
お湯を沸かし、パスタを入れる。
一人前が何グラムがわからないので、400グラム入りの袋から約半分ほど放り込んだ。
鍋の底が浅く、麺の半分しかお湯に浸かっていない。
これだと麺の上と下で茹で時間が変わってしまうが、良いのだろうか。
 
7分30秒で一度確認。
よし、大丈夫だ。
芯も残っていない。
ザルにあけお湯を切り、具がないことに気がついた。

というわけで初めてのパスタはシンプルに
スパゲッティ・プレーン。
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味は、無味。
味気ないとかではなく、無味。
あまり美味しくないが、食べれないほどではない。
かろうじて料理の域には留まっているはず。

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コメント

  1. モグネルボブ より:

    無味で食べるのすごい。