エディンバラで再々会。

ここエディンバラでもシモーネさんと旅程が被り2日間一緒に観光することになった。
1日目。
お昼に待ち合わせをし、シモーネさんの希望で韓国料理を食べに行くことに。
韓国料理と聞くと焼肉が浮かぶかもしれないが、自分の中ではまず第一に冷麺だ。
第二第三は特にない。
それくらい冷麺が好きだ。
二年前、初めての海外旅行で父と二人で釜山を訪れた時、異国の雰囲気と同じくらい冷麺の味に感動したのを今でも覚えている。
まさかここエディンバラで再び冷麺が食べられるとは。
食にあまり興味のない自分だが前日に夜から微妙にテンションが上がっていた。
しかし当日、お店に行くとまさかの定休日。
微妙にテンションが上がっていた分、微妙にショックだ。
気持ちは完全に冷麺だったので、代わりに入った日本食屋で何か冷麺っぽいものを探した結果、見た目の近いカレーうどんを食べた。
それから「ロイヤルマイル」というエディンバラの目抜き通りを歩く。
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ロンドンよりも建物一つ一つに重厚感がある。気がする。
かっこいい。
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夕暮れ時になり、アーサー王の玉座と呼ばれる丘に登ることに。
日中に登っても良かったが、夜景を見たいという自分の希望でこの時間まで待っていた。
アーサー王の玉座。
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真上から見ていないのになぜか「あっ、前方後円墳っぽい」と思ってしまった。
途中からのサンセット。
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初めのうちは自分たちと同じくこれから登る人がいたが、徐々にほとんどんがすれ違う人になり、いよいよすれ違う人すらいなくなった。
頂上には全く人がいないのではと思ったが、いざ登ってみるとそれなりに人がいて驚き。
夜景はできるだけ人の少ないところで静かに見たいが、このときばかりは少しホッとした。
空はまだ明るく、夜景を見るには少し早い。
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しかし、ちらほらと降りていく人が目立つ。
夜景が目的ではないのか暗くなる前に降りようという考えなのかわからないが、夜の帳が降りてまさにこれからが夜景タイムというところで一気に人が少なくなった。
残ったのは自分たちふたりと、夜景を見るでもなく写真を撮るでもなく時々奇声をあげていた若者グループ。
写真を撮り続ける自分、座り続けるシモーネさん。
若干申し訳なさを感じつつも夢中でシャッターを切り続ける。
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気づくと若者グループもいなくなっていた。
19時を回ったところで自分たちも降りることに。
ところが、立ち上がり動こうとした瞬間、狙いすましたように雨風。
ずっと夜景の明かりを見ていて気がつかなかったが、自分の足元を見るととても暗い。
スマホのライトで照らしながら少しづつ降りていくが、ゴツゴツとした岩場、平地も雨のせいでぬかるみとても歩きにくい。
なんとなく下に下に降りているが、これが正しい道なのかもよく分からない。
ほとんどの人が暗くなる前に降りていた理由がようやくわかった。
本当に真っ暗。
ライトがなかったら身動きが取れない。
手足がかじかみ徐々に感覚が薄れてきたところで、あっこれまずいかも、と本気で思った。
遭難の2文字が頭をよぎる。
しかし態度に出さず全力で平静を装おう。
内心は、最後に温かいおでんが食べたかった。
無事に街に辿り着いたところで、緊張が解けたのか一気に疲れた。
冬の雪山ならまだしも、わずか標高300m弱の丘で遭難などあってはならない。
いや、そもそも遭難なんてあってはならないのだけれど。
2日目。
この日は、お昼に待ち合わせをして昨日閉まっていた韓国料理屋へ冷麺を食べにくが、定休日でもないのになぜか閉まっていたので代わりに中華料理屋で食べた、というところから始まる。
二日続けて冷麺への期待を打ち砕かれたが、やはり中華料理は偉大だと実感。

お腹を満たし後、エディンバラから鉄道で20分ほどのところにある「フォース鉄道橋」を見に行くことに。
橋の両端に駅があり、どちらで降りても橋を眺めることができる。
フォース鉄道橋。
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全長2530mで、1890年の完成当時は世界最大。
2015年には世界遺産に登録さている。
そのあまりの大きさから、別名「鋼の恐竜」と呼ばれているのだとか。
しかし、建設当時は芸術家から「この世で一番酷悪な鉄の怪物」と批判され、技術者からは過剰設計、資金の無駄遣いとの指摘を大いに受けた。
それでもここまで巨大で頑丈な橋を造ったのには、「テイ橋の悲劇」という多数の死者を出した落橋事故を教訓にしてのことらしい。
そんなフォース鉄道橋は完成から100年以上たった今も現役で働いている。
それから近くの町を散策したのだが、世界遺産が目の前というのに人が全くいない。
今まで訪れた世界遺産の中では群を抜いて観光客が少ない。
ただ、波打ち際にはおびただしいほどの海藻が打ち上げられていて、そう言えば旅に出てから海藻類をほとんど食べていないなと、少し栄養バランスを気にした。
このフォース鉄道橋の下にはよく分からないが廃墟のようなものがあって、実はそれがとても気になっていた。
前回の記事で書いたスレインズキャッスルに行く時に列車の中から偶然見えてしまい、なんとか間近で見たいと思っていたのだ。
というわけで廃墟。
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川のちょうど真ん中あたりにあるので船でしか行けない。
で、おそらく船もないので絶対に行けない。
廃墟と聞くと中に入らずにはいられないが、絶対に入れないというのもなんかロマンがある。
まあ、それでも何とかして入りたいと思ってしまうのだが。
こうして二日間、シモーネさんに観光に付き合ってもらった。
どうもでした。

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