千の窓の街。

ポトゴリツァからティラナに移動してきた。
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ティラナは1泊の予定。
昨日はジェームズと飲み歩いていたため観光は全くしていない。
今日はベラトという町に移動してしまうので、朝早くにバスターミナル行かなくてはならない。
ただ、バスターミナルに行くのだって町歩きと言えないことはないし、気持ち次第では観光にだってたる。
 
というわけで町歩きという名の、移動。
 
ティラナの中心地。
スカンデルベグ広場。
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足を運んでは見たものの、残念ながら只今工事中。
誰とも知らないシンボルの銅像が、どんな表情を浮かべてか知らないが遠くで働く重機を眺めている。
後ろ姿に若干の哀愁を感じる。
 
さて、少し早い気もするが町歩きはこれくらいにしてバスターミナルに向かう。
ところがこれが少々厄介なのだ。
何が厄介なのか「地球の歩き方」の文言を引用する。
 
『アルバニアでは首都のティラナを含め、方面別のバスターミナルやミニバスの停車場所はあるが、これら各バス会社を一括して管理する期間がないため、統一のチケット窓口がなく時刻表のないところも多い。バスの運行時間は事前にインフォメーションやホテルのレセプション、バスの運転手に確認するほかない。また、各会社により頻繁に変更があり、情報も行き届いていないため時間にはゆとりをもちたい。』
 
要約すると「バスに関してはお手上げでーす。皆さん時間にゆとりをもって行動しましょうね。」ということだ。
 
とりあえず、地球の歩き方に記載されていたベラト行きのバスターミナルに行ってみた。
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大型バスやミニバスが入り乱れて駐車されている様はアジアを彷彿とさせる。
バッグを転がして中へ入ると、これまたアジアらしくドライバーがわーっと寄ってくる。
 
「どこへ行くんだ?」と口々に言うので、ベラトだと答える。
すると「それはここじゃない」と言い、わーっと散っていってしまった。
地球の歩き方は2016年と最新版だが、アルバニアのバスターミナルの流動性はその遥か上をいくようだ。
 
仕方なくその辺のタクシーの運転手に聞いたところ、なぜかあっちでもないこっちでもないと数人で言い合いを始める始末。
なるほど、流動性に着いていけていないらしい。
 
ところが、「ベラト行きは絶対にあそこだ」と、人一倍自信のありそうなドライバーがとにかく乗れと言うので、乗った。
そして無事に着いた。
というわけで、本当に最新のベラト行きバスターミナルの場所を乗せておく。
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赤が地球の歩き方に載っていた場所だが、現在は緑の場所。
ただ、これも明日はどうなっているかわからないので、ご了承下さい。
ちなみに時刻表は見当たらなかったが、ベラト行きは頻発しているよう。
 

2時間半でベラトに着いた。
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ベラトは「千の窓の街」と呼ばれ、2008年に世界遺産に登録されている。
名前の由来はこれだ。
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斜面にへばりつくよに建てられた白い家々が本当に美しい。
街の中心には川が流れていて、その川を挟んで反対側にも小規模だが似たような風景が広がっている。
 
 街の中心にはベラト城がある。
少々上り坂が大変だが、上から街を見下ろす景色は絶景だ。
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少し話が変わるが、旅をしていると中国人と間違われることがよくある。
まあ人口が圧倒的なので、東洋人を見かけたら中国人だと言う方が当たる確率が高いし、至極合理的な判断だとは思う。
うん、それは良い。
 
が、明らかに軽侮する意図でそれを言われるとちょっとなと思ってしまう。
今まで何度か言われたことがあったが、ベラトではそれが特に多いと感じた。
口にしないまでも指をさして笑ってきたり、お互いに顔を見合わせてクスクス笑ったり。
 
できるだけ気にしないようにしているが、運悪くちょうど修学旅行か何かで学生の団体がベラトに来ていて、バスから降りた200人くらいの学生の間をバッグを転がして歩いている時は公開処刑もいいところで、さすがにダメージを負いかけた。
 
こういう時はまずコンタクトを外す。
これで両目とも視力は0.01。
さらにイヤホンをして何かしら癒し系の音楽を大音量で流す。
これで五感のうち二つから得る情報を大幅に減らし、対人関係のストレスを95%カット。
さっきまで嘲笑っていた人たちも、ただの人の形をした人にしか見えない。
 
こんな感じでベラトでは観光を楽しみつつ、外部からの刺激をほぼシャットアウトしていた。
 

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