パイネ国立公園。今日も絶景がとまらない。

ウシュアイアからバスで10時間、プンタアレーナスに移動。

パタゴニアは移動中も絶景がとまらない。

途中、バスごとフェリーに乗せて海を渡るところがあるのだが、どうやらその移動中にイルカが現れたらしく、乗客たちは軽く興奮気味であった。
自分は生憎酔っていたので、その姿を確認することはできなかったが、サメじゃなくて良かったと胸を撫で下す。
こんなところでサメの餌になるなんて嫌だ。

プンタアレーナスの近くには何とかって島があって、そこにはペンギンがうようよいるらしい。
それを見に行くツアーが有名なのだが、興味が無ければそれ以外あまり見所の多い町ではなく、一泊だけして次の町へ移動する旅行者も多い。

自分はペンギンを含め鳥類にはあまり興味がなく、イグアナとかカブトガニとかそういう類に興味がある。
そんなわけでツアーには参加しなかったのだが、なぜか4日間もこの町に滞在した。
と言っても、これから始まるキャンプ生活に備えて大型スーパーで袋麺10食、米1キロ、パスタ1キロを買って、あとは宿にいた猫と遊んでいただけなのだが。

さて、今日の記事のメイン「プエルトナタレス」に移動だ。
前回の記事で「一都市一記事」と書いておいて、早速「二都市一記事」である。

プエルトナタレスは「パイネ国立公園」の観光の拠点となる町。
2400平方キロメートルという途方もなく広大な範囲に、山、湖、氷河が広がるパイネ国立公園は、パタゴニアを代表する一大観光地だ。

園内にはトレッキングコースがいくつかある。
・日帰りコース
・4泊5日コース
・1週間以上コース

自分たちは、初心者がギリギリ踏破可能な4泊5日のコースを歩くつもりだった。
ところが、ツアー会社でキャンプ場を予約しに行ったところ、なんと一ヶ月先まで埋まっていた。
またしてもハイシーズンのパタゴニア恐るべし。
仕方なく日帰りコースを歩くことに。
まあ日帰りと言っても、がっつり9時間のコースだが。

今回、トレッキングをするにあたり、ストックを借りることにした。
登山家たちがよく使っている杖みたいな棒である。
実は前々からあの棒を使うとどれくらい変わるのか気になっていたのである。

そういうわけでトレッキング前夜、ネットの動画を参考にしつつストックの操り方を学ぶ。
下り坂ではできるだけ遠くにつき、上り坂では体の近くにつく。
自分ならできる、誰よりも効率的にこの杖を使いこなしてやるんだ。
と、自己暗示をする。
気分は4足歩行動物である。

トレッキング当日。
プエルトナタレス滞在中はどうも天気が優れず、「この日しかないでしょ!」と言えるほどトレッキング日和はなかった。
それでも、愛用している天気予報サイトで風速や雲量を細かくチェックした結果、「まあ、この日しかないか」と言える日が来たので、その日を狙い撃ってトッレキングすることにした。

ちょうど宿に日本人夫婦と女性の一人旅の方がいたので、自分たちを含め5人で行くことに。

ご夫婦はトレキングに慣れているようで、ウインドブレイカーにトレッキンシューズ。
一人旅の女性Nさんは、ジーパンに手さげバッグ。
Cはジーパンにスニーカー。
おいおい、2人ともパイネを甘く見てるんじゃないかい。
と思いつつも、7分丈のズボンにクロックスの自分がここにいる。

とは言え、自分の場合決してトレッキングを舐めてるとかではなく、これが今回の最適な靴なのだ。
さすがに、シュノーケルやアイススケートやスキーをクロックスでしようとは思わないし、毒の沼地をクロックスで歩こうとも思わない。
それぞれに適した靴を履く。

ただ、今回は事前に日帰りルートの道状況をリサーチした結果、最も履き慣れたもはや体の一部と化してきているこのクロックスがベストと判断した。
変に履き慣れていないトレッキングシューズを履いて、逆に靴擦れや捻挫してしまう方が危ない。
だが、もしかしたら入場口で注意を受けるかもしれないので、一応トレッキングシューズをレンタルしておいた。

バスで2時間。パイネ国立公園へ。

受付でチケットを買いトレッキング開始。

絶景にため息がこぼれる。

川の水は飲めるらしい。
まあ、絶対に飲まないが。

こんな林の中も歩く。

まるでもののけ姫の世界。
シシガミ様出ないかなと思っていたら、なんとピューマが出た。

いや、勘弁してほしい。
ピューマとはライオンやトラと同じネコ科の大型肉食獣。
もし襲われでもしたら骨の髄まで噛み砕かれて、もれなくあの世へ直行である。

5人とも初めて見るピューマにどう対応して良いか分からず、どうすることも出来ない。

叫んで脅かせば良いのか、そっと後ずさりすれば良いのか分からない。
肉を与えたところで仲間になるわけでもないし、ボールをぶつけたところでゲットできるはずもない。

とりあえず間違った対処をしてはいけないと思い、自分はそっと4人の後ろに避難した。
人間としては間違った対処だったかもしれないが、ごめんなさい怖いです。

それから時間にして数秒。
ピューマは草陰に消え、無事に死線を越えた。

ゴールが近づき、急に雲行きが怪しくなった。

山の天気は変わりやすいを信じて、また晴れることを祈る。

しかし、祈りは届かず雪が降ってきた。

この辺りから、周囲の視線が気になり始める。
すれ違いざまに皆、自分のことを見て笑っているのだ。

考えてみれば、雪降ってるなか裸足でクロックスでトレッキングしているのだから、さぞ珍妙な生き物に見えたに違いない。

「じゅんさん、笑われてますよ」とNさん。
「わかってます。」

「靴持ってない可哀想な人だと思われてるんじゃないですか?」とNさん。
「多分、そうなんですかね。」

「本当はトレッキングシューズ持ってるけど、俺はあえてクロックスを履いているんだぞって感じをもっと前面に出した方が良いですよ」とNさん。
「いや、それ難しいっす。」

出発から4時間。
ゴールのトーレスデルパイネに到着。
こんなに雲が邪魔だと思ったことはない。

バスの時刻が決まっているので下山。
帰りは3時間で着いた。

さて、7時間にわたって擬似4足歩行動物体験をしてきたわけだが、結果は効果あり。
しっかり負担が4分割されている。

つまり腕も足も良い感じにちゃんと痛い。
もし二足歩行だったら、足だけものすごく痛いという結果になっていたと思う。

そう考えると、ムカデとかダンゴムシとか節足動物は負担をかなり分散してるから、きっと筋肉痛とかならないんだろうな。
と、帰りのバスの中で思った。

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