【2017年】イグアスの滝・ブラジル側へビザなしで行く方法。

イグアスの滝。
大小約300の滝からなる世界最大の滝。
アルゼンチンとブラジルにまたがり、両側から違った景観が楽しめる。

ただ、ブラジル側から見るには基本的にブラジルビザが必要。
以前はアルゼンチンから日帰りで行く場合はビザは必要ないという話も聞いたが、2017年2月現在は無理。

アルゼンチンからビザなし入国を試みた知人が国境で止められ、そのまま帰ってきた。
ごく稀に運良く入国できるかもしれないが、ここでは運を使わないでおくのが無難。
運を使わなくとも時間とお金を使って解決できる。

それは、パラグアイから行く方法だ。

まずは、それぞれの国の拠点となる街と滝の位置を確認してほしい。

ブラジル・・・・フォズドイグアス
アルゼンチン・・プエルトイグアス
パラグアイ・・・シウダーデルエステ

きっとごちゃごちゃしていて、よく分からないと思う。
自分にもよく分からない。

大事なポイントは3つ。

1.アルゼンチンから直接パラグアイに行くことはできず、ブラジルを経由していく。

2.アルゼンチンからパラグアイへ直通バスで行く場合は、ブラジルを通過する際の入国審査及び出国審査がない。

3.ブラジルとパラグアイの国境はザル。
 審査も何もない。

勘の良い人ならピンとくると思う。
自分にはよく分からなかった。

答え.
アルゼンチンから直通バスでパラグアイに入り、それからブラジル側を見に行けば良い。

ただ、注意点や補足がいくつかあるので、それを書いていく。

まず、プエルトイグアスから日帰りでブラジル側を見るのは、少し厳しいかもしれない。

その場合、
①プエルトイグアス→シウダーデルエステ
②シウダーデルエステ→フォズドイグアス
③フォズドイグアス→イグアスの滝
④イグアスの滝→フォズドイグアス
⑤フォズドイグアス→シウダーデルエステ
⑥シウダーデルエステ→プエルトイグアス
と移動しなくてはならない。

バスに6回乗り、国境を6回越える。
もはやネタになりそうである。

「俺、昨日バスに6回乗って国境6回も越えてイグアスの滝見てきたよ」と言った日には、一体どんな壮大な大移動をして、どんな大冒険をしてイグアスの滝に辿り着いたのだろうと、宿の注目の的になるかもしれないが、所詮20km四方内の移動に過ぎないのが残念だ。

なんなら、「6回も国境を越えたのに3カ国しか行ってません。さて、一体どんな風に移動したでしょう〜」と、なぞなぞが出せそうである。

なんにしてもバスの接続、己の体力、そして1日が24時間であることを考えると、パラグアイに宿泊して日帰りで行くのが、この上なく無難だ。

次の注意点。

前述の通りブラジルとパラグアイの国境はザルなわけだが、ザルだと困る場面がある。
初めてパラグアイに入る時と、最後にパラグアイを出るときだ。
上の地図で言うと①と⑥の移動がそれにあたる。

この時だけはバスから降りて自分でスタンプをもらいに行かなくてはいけない。
でないと、アルゼンチンに戻ってくるときに、パラグアイのスタンプがない=不法滞在ということで罰金を取られてしまう。
気をつけよう。

で、スタンプをもらう時だが同然バスは停まってくれないので、事前にイミグレで停まってくれるように運転手に伝えておこう。
そして、もちろんバスは待っていてくれないので、次のバスを待つかバイクタクシーを捕まえるか、歩こう。

国境からシウダーデルエステのバスターミナルまでは約3km。

次だ。

シウダーデルエステに来る日本人の70パーセントくらいは、おそらくイグアス居住区にある「民宿小林」という宿に泊まると思うので、一応行き方を書いておく。

民宿小林はシウダーデルエステから53kmの位置にある。
なのでドライバーに53kmで下ろしてくれるように伝えておけば良い。
53ってスペイン語でなんていうんだったかなとか考えなくても、紙に「53km」書いてその辺の人に見せれば大体の人は「あー、日本人ね。おっけおっけ」とバスを教えてくれる。

ちなみに53km地点までは15000グアラニー(約300円)だ。

さて、いよいよイグアスの滝だ。
まず、民宿小林からシウダーデルエステに戻ろう。
民宿小林の前の道路を30分おきにバスが通過するらしいので、それに乗り込む。
料金は同じく15000グアラニーだ。

バスによっては、バスターミナルではなくセントロまで行くものもあるらしい。
セントロまで行ってくれたらラッキーだ。
バスターミナルまでしか行ってくれなければ、アンラッキーだ。
セントロまで行こう。

セントロからフォズドイグアス行きのバスに乗るわけだが、申し訳ないがどこから出ているのかよく分からない。
道端に停まっているバスに適当に声をかけたらフォズドイグアス行きだった。
ただ、頻発してるよう。
料金は9000グアラニー。

大切なことを忘れていた。
ブラジルに入る前にレアル(ブラジルの通貨)を用意しておかなくてはいけない。

後で説明するが、ブラジル側のイグアスの滝を見て帰って来るだけなら最低7レアル(約250円)あれば足りる。
セントロには黒い鞄を持った両替商がうようよいるので、適当に声をかけてレアルを作っておこう。

さあ、次だ。
フォズドイグアスにはバスターミナルが2つある。
近距離用と長距離用だ。

国境を越えてフォズドイグアスに入ったバスは、近距離→長距離という順番で回るので、最初の近距離バスターミナルで降りよう。

近距離バスターミナルからイグアスの滝へは3.5レアル(約125円)。

イグアスの滝の入場料は64.3レアル(約2300円)。
ただし、クレジットカード使用可能。

イグアスの滝から近距離バスターミナルまでは同じく3.5レアル。

これが先ほど書いた最低7レアルあれば足りる理由だ。

よし、シウダーデルエステに戻ろう。
近距離バスターミナルを出てると、道路を挟んだ向かいに小さなバス停があるので、そこからシウダーデルエステ行きに乗ろう。
料金は9000グアラニー。

以上。

最後に、「アルゼンチン側とブラジル側のどちらが良かったか?」という質問を度々受けるので、それについて少し書きたい。

某有名ガイドブックには「時間がない場合は絶対にアルゼンチンがオススメ」と書いてある。
一番の見所である「悪魔の喉笛」がアルゼンチン側にあるからだ。
ただ、自分は必ずしもそうは言えない気がする。

もし自分がガイドブックに書くなら「時間がない場合は、なんとか時間を作って両方行って下さい」と書くに違いない。

ただ、実際にはそうもいかないので、好みで決めたら良い。
間近で大迫力を楽しみたいならアルゼンチン側。
遠くから滝の全景を楽しみたいならブラジル側。
こんな感じだ。

ふう。
とりあえず、だーっと書いてしまったが、このうちの何個かでもこの記事を見てくれた何人かの参考になれば幸いである。

アルゼンチン側。

ブラジル側。

民宿小林周辺。

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